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12月16日 |
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<12月16日>
【ITボケ】
闘病日記…upしたくないなぁ…と思いつつ、今回の事だけは記しておいた方がいいと思い、upします。
まぁ…この闘病日記をかくきっかけになった「俺はアルツになるの?」の結末です。
「ITボケ」
自分はモロこのケースでした。
http://www.mainichi.co.jp/eye/interview/200209/30-1.html
この記事を、まず読んでみて下さい。
正式名称(とは書いていないですが、呼び名として)は若年性健忘症。
アルツハイマーとの違いは、MR等にて異常を発見出来ない所、です。
アルツじゃないから〜と、軽視してほうっておくと…痴呆を引き起こす事になるらしい。。
症状は…もう散々書いていますが…
・信じられない物忘れが発生する
ですね。
自分の症状を書きますと、fax・郵便物を見た事を「即座」に忘れる、、等。
単なる物忘れとの大きな違いは、「あぁ〜、そういえばそうだったよな!」と後に思い出す忘れではなく、全く記憶から完全消去されている、とかいたら分かりやすいでしょうか。
まぁPCでいうゴミ箱をカラにではなく、ノートン等で完全消去されてしまった〜と表現すればいいでしょうか。
まぁ、、ヒドい物忘れだよ、という事です。
<何故起きるのか?>
はっきりとした原因は判明されていないようです。
なんだかよく分からないので、以下抜粋を。
“もの忘れ”は、
事故で脳が傷ついたり、アルツハイマー病のように、脳細胞が死んでしまっても起こります。しかし若年性健忘症はそのどちらでもなく、検査で脳に異常は見つかりません。まだはっきりとした原因はわかっていませんが、最近の研究で、脳の前頭葉の中にある「46野」という部分が関係していることがわかってきました。46野は、脳のどの部分にどんな記憶がしまってあるかを管理していると考えられています。いわば図書館の司書のような役割です。ですから、46野がうまく動かないと、記憶を引き出してくることができないのです。電卓やワープロなど便利な機器に頼りすぎたり、他人とコミュニケーションをとる機会が少ないと、46野の機能が低下するのではないかと指摘する専門家もいます。 http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2001/0107-2.htmlより抜粋。
確定ではないですが…ITが原因で、と考えるのが様々な資料を見てみての自分の感想です。
元々自分はエレクトーンやってました。
一応、これでも指導資格持ってるんですよ。
一時期は海外デモンストレーター(まぁ…演奏者ですな、プロの)を目指していた事ありまして…
その時にいわれて、そして自覚していた事が…
「練習を1日サボると、腕が2週間は元に戻らないぞ」
という事。
これは…ごもっともな事で、実際練習をしなかった日の次の日等、、、なんか自分の手ではないような
ちょっとした違和感を感じたものです。
学生の頃、部活をされていた方等、経験あるのではないでしょうか?
これは…頭も同様…と冷静に考えたら…分かりますね。
普段、生活を普通にされている方の場合、なにげに生活しているだけでも脳はかなり使われている事になります。
・目で見る……目からの脳への入力
・耳で聞く……耳からの脳への入力
・書く…………目からの入力・手からの脳への入力
・しゃべる……口からの出力、耳からの脳への入力
こんな分析するまでもなく、脳は知らない間に使われているものなんでしょうな。
この毎日の何気ない繰り返し、、エレクトーン等の腕というのと同じだよな、と妙に納得しました。
御存じの通り(?)、自分の今の生活スタイルはIT主体です。
2年くらいでしょうか、もっぱらPC入力、検索等こなしてきました。
普通の人とくらべると…圧倒的に人との関わりは少なかった…これは確かです。
はい…普通の人が本来使う脳を使っていなかった…ともいえるんですよね。
もう一つ。
「覚えるという認識が以前より知らない間に薄れている環境になった」
こう考える事も出来ます。
これは…携帯電話で例えると分かりやすいでしょう。
はい、携帯電話出現前は…皆さん電話番号どれくらい覚えていましたか?
まぁ、メモ帳等に書いてある〜という人も多かったでしょうが、指が覚えている…といいますか、
完全によくかける電話番号は10件くらいは覚えていませんでした?
少なくとも自分は20〜30件は覚えていました。
(指が覚えている…といった方がいいのかな?)
今…どうでしょう?
携帯は非常に便利な機能の一つ、アドレス帳があります。
はい、アドレス登録しておけば、パパっと電話出来るよ、と。
非常に便利になった反面、、電話番号を覚えるという認識をする割合は確実に薄れた…といえるでしょう。
下手すると…自分の電話番号(携帯)すらソラで言えない人すらいるかも。
ネット。
非常に便利です。
検索エンジンにて知りたい情報があればパパっと検索、解決してしまいます。
気にいった情報が多いページがあれば…お気に入りにいれておく、と。
で、欲しい情報は…ノートパッドやシンプルテキストにてコピー&ペースト!
便利ですなぁ、ホント。
が、便利という事にて…やはり「覚える認識」というのは…明らかに落ちるといえるでしょう。
脳といいますか、人とはそういうものでしょうからね(笑)
PCを触るようになって…
「漢字がかけなくなった」
こういう風に感じる人、案外いるかと思います。
はい…極端な意見かもしれませんが、「ITボケ」の前兆だよ、ともいえますよ、これ。
<誰がなる症状なのか?>
まぁ…はっきりいってしまうと「誰でもなり得る症状」といえるようです。
そりゃそうだ、個人差はあるものの、極端な話「1ヶ月音も光のない部屋に閉じ込められる」
状態になったら…まず人は発狂するとの事なので。
<治療法・予防法>
正直、まだ何故こうなるのか?という確証がない為、確実な治療法はないといえるでしょう。
一般的に現在効果があるといわれるのは…
1. 1日最低3人、家族以外の人と話す。 2. 1日10分間、文章を書く。 3. 1日20分間、外を歩く。
家族との会話は緊張感に欠けるため、ある程度気をつかう必要のある他人がよい。
日記でも手紙でもとにかく自分の手で書くことが大切。文字の意味や形を思い出しながら書くことに意味がある。
歩き慣れた道ではなく、なるべく知らない道を歩く。五感を通して入ってくる様々な情報が脳を活性化させる。
だ、そうです。
テレビの特集でもやっていたそうですね、コレ。
が、「営業マンの人でも症状を訴える人がいる」という事もあるので、まぁ、、、完全ではないでしょうな。
が、今考えられる最善の治療・予防だろうな…とは思います、はい。
取りあえず…気になる方は、、上記の事を実行してみるのは有効でしょう。
<気持ち>
症状が判明して、感じた事。
ショックと喜びでした。
ショックというのは…心のどこかで皆さんがちょくちょくいってくれていた「睡眠不足から来るんだよ」「大丈夫、何もないよ」という事を期待していた為。
異常ナシではなく、やはり症状が確定!というのは、、ショックでしたね。
が、どちらかというと自分は喜びの方が大きかったです。
非常に変な感情なのですが…「やはり具体的な病気(?)だったんだ」と確定された事が嬉しかったです。
そりゃ、睡眠不足等にて頭が鈍る事はあるでしょう。
が…明らかに忘れ、の度合いが自分認識で違う…んですよね。
去年、自分は狭心症になりました。
はい、前兆はあったんですよ。
心臓(?)が苦しくなったり、息苦しく(?)なったり…
で、病院にいった時に診断された結果が…
「ん〜、肩凝りとストレスだろうね」
でした。
ホっとした反面、「おいおい、何故症状が出てるのに異常なしやねん!」と思った記憶があります。
で、、狭心症といわれた時には既に…気がついたらベットの上(笑)
その時の気持ちは…「やはり病気だったじゃね〜か!」でした。
症状が出ているのに、いわば「異常なし」という診断は…少なくとも自分にとっては納得出来ないものだったんですよね。
はい、、いろいろMR等やって…異常なし、睡眠不足等が原因〜といわれ、ホっとした反面、どうも腑に落ちない感じ、でした。
あいも変わらず、症状は起きるし…なんだろうか?と。
症状を調べていくと…どうしても「痴呆」「アルツハイマー」の初期症状にしか思えない。。
大した事ない症状…とはいい難く…睡眠不足とかそういう類じゃないだろ、これは…と。
ホント、いっその事、「えぇ、あなたはアルツだよ。3年で自分を認識出来なくなるよ」と告知してくれよ、という心境でした。
まぁ…色々試しましたよ。
睡眠・栄養補給はもちろんの事、運動したり、精神カウンセリングも。
お守りにお祓い、風水あたりにも頼ろうとしたり(笑)
後、何かしたかな?
そんな状況の中、、、ITボケ、、若年性健忘症というものが判明。
嬉しかったですね。。
ん〜、上手くかけない。。
<現状>
ま、ひとすじの光、アルツハイマーではないよ〜という事が見えましたが…
決して楽観視は出来ないのは確かです。
若年性健忘症にて検索をかけて頂くと分かるでしょうが…この症状にて仕事をやめざるを得ない…
そんな方、多いようです。
自分も例外ではなく、仕事に差し支えがある…といえます。
・メールを見た事を忘れる
・メールを送ったつもりになってしまう
・いきなり突然忘れる、何をしようとしていたか
はい、診断をして下さっている方にて迷惑をかけた&かけている方もいます。
HP更新自体、少々最近ないなぁ…と思われる方もいるかもしれませんが…はっきりいって
「HP更新しようとしていて何をかこうとしていたか、いや何をしようとしていたか……」
という状態でした。
まぁ、幸いな事に、今まで自分がやってきた事・流れをガラっと忘れるという事はないので、
なんとか仕事をする事は可能ですが…時には皆様の力を借りないといけない…事もあります。
今でしたら、指定の日までにメールがなかったらメールを再送して頂く、とか。
(自分もホワイトボードやメモを取るようにするようになりました)
出来る限りの事はやっていこうとは思いますが…これ以上ヒドクなるとか、現状より回復の見込みがないとなった時点で、少なくとも診断は中止しないといけないな、と覚悟しています。
はっきりいって今の段階でも、迷惑をかけていないとは到底いえないですから。。
自分の現状。
非常にもどかしい。
腹立たしいくらい、もどかしい。
なんていうんでしょうか…まるで利き腕でない手でハシを持つとでもいえばいいのでしょうか…
そして、悲しい。
症状が出るたび、非常に悲しくなる。
何度涙したことか。
はじめから出来ない…事に対してはそこまでは思わないのですが…
出来ていた頃の自分が…中々消えなくて、、
頭では症状を認識しているものの、頭といいますか、感情がまだついていっていないです。
<将来展望>
ん〜、あまり見えなくなってますねぇ。
暗中模索状態です。
いつ症状が改善に向かうのかはっきりしない事もあり、収入源の見直しをしないと食べていけないでしょう。
大まかな見通し…HP作成、書籍作成かな?
記録に残るという点で、なんとかこれは可能でしょうから。
後は…面談主流にするというのも手かな?
治療の一環にもなりますし。
大きな岐路に、今立っているのでしょう、自分。
去年…これ以上はあり得ないだろう…と思っていた体調不良。
今年は…ある意味その上いってしまいました、結果的に。
来年……一体何が自分に起こるのだろう…
まぁ…当分「1人」でやっていかなくちゃダメでしょうな。
最悪、迷惑はかけれないので。
普通にナチュラルの状態で、万が一があってそれで迷惑をかけるならまだしも、現在の自分はスロットでいう「この台は設定5〜6でっせ」という状態といえますからなぁ(笑)
ま、しょうがない、これは。
<現代病>
はたと気付いた事あります。
自分、、案外時代の最先端に近い出来事経験してるなぁ、と(笑)
ワン切り(の発展系?)の件も…よ〜〜〜やくチョロチョロ世間を賑わしてきました。
はい、かな〜り前に、自分経験しましたからねぇ。。
今回のITボケ、若年性健忘症。
恐らく…1〜2年の間にもう少し世間を賑わす事になる…ような。。
ITボケ患者の体験記。
今後参考になる人が出てくるかも。。
おし、これを今後書いていこう!
<まとめ>
まぁ、、あまり好ましい症状ではないですぜ、これは。
はっきりいって、将来展望が見えなくなるものですな。
まぁ…黙っていれば分からない事でしょうが、それにて迷惑をかける人が今後出てくる事が
容易に想像出来るので、敢えてこれをupします。
まぁ…会社によってはこの症状が表れたら…まず解雇になるんじゃないですかねぇ。
はっきりいって…障害者認定を受けたいくらいです(笑)
ただ…確定とはいいませんが、これは覚えておいて下さい。
『誰でもその症状を「作る」事が出来てしまう』
少なくともこの文を読んでいる皆様は…PCを触らない人より圧倒的に可能性が高いでしょう。
まぁ、タバコを吸う人と吸わない人の発ガン率の比とでもいえばいいでしょうか。
他人事とは思わず、なるべく出来る限りの予防をされる事、オススメします。
この症状、1人でも多くの人がならないに超した事ないですからねぇ。
何度も書いてますが…ホントつらいですぜ。。
以上、もう少し落ち着いてから書こうと思いましたが、今の気持ちといいますか、勢い(?)のある文は今しか書けないと思い、少々感情的な部分もありましたが…敢えて今の時点で書いてみました。
1人でも多くの人に「なる程、参考になったよ」とこの記事がなれば…幸いです。
では。