6月戦は7月戦の為に、通常2週間で終わってしまいます。
よって、この時期が私達営業職員の1番いやな時期でもあります。
場合によっては、6月戦にとれた契約をわざわざ7月戦にまわしてしまう人もいます。
契約をとれる人はまだいいです。
私達新人の営業職員は…まさに地獄そのもの。
『もうこれ以上、自分の契約いれたらもたないよね。保険料払えないよ〜』
口々にとびかう一言。
こんな会話が当たり前になってくる。。。
ただでさえ毎月厳しいのに、いつもに比べ半分程度の日にちしかない6月戦。
心掛けだけで事実上いつもの二倍契約が取れるなら、通常月にとっくに契約をとっています。
こんな時代ですから、ねぇ。。。
案の定、もうこの時期になると、小橋リーダーはつかまらない。
そんな中、営業部長の厳しい朝礼&指示が続く。
『7月戦の第一報はいつあがるんだ?』
『6月の契約はいつとれるんだ?』
『週末までの契約の見込みは何件だ?』
『設計書は30枚作ったか?』
もうこうなるとみんな目先のせめて設計書だけは作っておかないとうるさくてしょう
がないという気持ちだけで、コンピューターとシュレッダーが混雑する始末でした。
ホント、資源の無駄遣いです。
こんな無駄遣いをしておきながら「緑の募金」な〜んてのが回ってきたりするから
「…な〜にやってるんだか」
というのが皆さん共通の意見でしょう(爆)
(あれ?そういえば、この頃畑口さん達の姿がみえないよね?)
気にしながらも、みな自分の契約に終われながら2週間が過ぎていった。
神田『設楽さん、契約とれた〜?』
設楽『う〜ん、なんとか1件かな?神田さんは??』
神田『わたしぃ?ん〜、どうしようもないからコンパでもしてつかまえようかと思ってるの』
設楽『!!』
と、まぁこんな感じでした。
えっ、リーダーの仕事?
別になにもやってなかったですね。
だって、みんな私よりキャリア上の子ばかりでしたから(笑)
はい、朝礼の時みんなの見込み等きいてそれをまとめて提出するだけ。
そう、名前だけのリーダーでしたね。
こんな状態で、いよいよ波瀾の7月戦に突入していきました。
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