小橋チームは細かく分けると、小橋チーム、設楽チーム、吉畑チームの3つ、そして、営業部長チームである。
あくる日、小橋リーダーも営業部長もなぜかすっきりした顔をして朝礼に望んでいた。
『あ〜。これで、7月選に集中することができるわ。のり子、吉畑、小橋チーム
みんなで、新たな気持ちでがんばっていくわよ!』
(みんなウンザリ顔している)
…ほぼ同時に、遠くで営業部長の声が聞こえた。
『俺の指示に従えば、7月選は大丈夫だ!!』
:
:
:
ふたりとも思い思いの7月戦を描いているようである。
私達はまだ、のばなし状態でよかったものの、営業部長チームの二人は、悲劇である。
そう、その二人とは…前藤&畑口である。
(あ〜、嫌になっちゃうよ…)
こんな声が今にもテレパシーのごとく聞こえてきそう。。
そして、やはり専門部や他の班の人達から、異様な眼で見られてしまう。
まさに『はりつけ状態』とはこのことで、彼女達の席は、真ん中の営業部長の真ん前の特とう席である。
嫌でも、ふたりだけの班は、注目されざるおえなかった。
まるで『俺に逆らえるものなら逆らってみろ!』といわんばかりである。
『なんであの二人だけあの席なの??』
私の班員になった神田さんから手紙がまわってきた。
『小橋リーダーが2人とあわなくて、営業部長にすがりついたのよ。あの人、ちょっと勘違いしてるみたいだけど』
さっと、手紙を返した。
営業部長はまるで不良を公正させる熱血教師に陶酔しているようで、彼女たち
の気持ちや小橋リーダーの企みをまるで理解していない様子。
こうして営業部長+2人をみてると、「ジャイアン気持ち良く歌う」「観客はウンザリ」という図式をみているようだ。
のび太君達は…あんな感じだったんだろうな。。
なんかちょっと漫画にトリップしてみた設楽でした。
はりきるジャイアン。
うんざりの2人。
そんな風景を見てニヤリと笑う小橋リーダー。
気がついたらリーダーになってオロオロしてる設楽&吉畑。
さらに訳の分からない他の小橋チームのみんな。
途方にくれている他のみなさん。。。
どうなるんだ7月戦。
まだ6月の契約もあがってないのに、、、。
小橋リーダーと営業部長のペースにひきずられていく支部なのであった。
目次 |
第35話へ