5月の締めきりが終わった次の日の事です。
いつものように朝礼が始まる。
『6月は7月戦の前の月という事で、ある意味非常に重要な時期である・・』
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ふぅ、今日もアツく語ってるわ、営業部長。
時刻は11:00。
『ではこれで朝礼を終わります』
(ふぅ、ようやく終わるか)
『あと、小橋チームを編成しなおす事にしたのでそこの所ヨロシク』
(えっ!?聞いてないよ??)
部長は黒板に編成の仕方をかいていく。
・・・!!
設楽チーム???
えっ???
先日聞いたばかりで返事もしてないのに・・・
『以上、今日中に席変えをしておくように!』
あっ、あと橋口さんと前橋さんは俺の班を作ったから』
!!!
前代未聞の営業部長チームが完成?
『あと、小橋チームの班編成に伴い、専門部の席も多少移動するので該当の
人は速やかに移動するように!』
ざわざわざわ・・・
これには支部のみんながそろってどよめいた。
これから少ない時間をつかって、職団にいく準備をしなくては行けないのに、、。
彼が黒板にかいた席割りは、専門部の席まで影響していて、ほぼ全部席を移動させなければならない。
小橋チームのみんなには、専門部の先輩の視線が痛く感じた。
『のり子がんばれよ!』
涼し気な顔をして、彼女はいってしまった。
小橋リーダーのちらかった席まで、私達で移動しなくては行けない・・・
私達は途方に暮れながら、席を移動していった。
そして、訳も分からないまま、『設楽チーム』がここに誕生したのであった。
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