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解約の方法 |
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「解約したいんだけど、なかなかおばちゃんが解約させてくれなくて…」
こんな意見を非常によく頂きます。
まぁ、冷静に考えてみればすぐに分かります。
自分が生保で働いていると仮定してみます。
【仕事でお金になる事】
・保険の販売(転換含む)
・保険の増額・一部特約付加
【お金にならない仕事】
・入院手続き等保険請求にかかわる事。
・住所変更、證券再発行等。
・解約・減額
と、まぁかなり大雑把ですがこうなります。
入院等保険金請求は「手続きをしてあげた」という恩を売る事ができるので
案外速攻でやってくれたりします。
人によっては見舞い品等粗品まで付いたりします。
『保険入っていてよかったでしょ!誰か入ってよ』
という下心があるのはいうまでもありません。
なお、證券再発行等の手続きも「ほらね、私は何かあったら速攻で処理して
あげるわよ。何か保険入ってよ」という下心があったりするので、ほぼ速攻
で処理してくれるでしょう。
ただ、解約・減額に至ってはどうでしょう?
正直、得になる事が一切ありません。
解約により、そこでほぼ関係が途切れてしまう訳ですし、加入時期によっては
給料控除にもなりかねない。
解約・減額後の新規契約はある一定の期間をおかないと、自分の成績にならない
等、踏んだり蹴ったりです。
時間もロスするわ、遠いところなら交通費もかかるわで、なんとしても阻止した
い事柄です。
中には『チャンス!』という事で、転換資料等を持っていくというつわものまで
存在しますから、「解約したい」という人にとっては迷惑以外なにものでもない
のではないでしょうか?
まぁ、上記の理由があるので、あまり責めないで下さい。
解約の方法、かいていきます。
>◆基本は窓口で!◆—————————————————————
各社、サービスプラザみたいな所、いわば解約等保険加入以外の手続きをしてく
れる窓口が存在します。
一番ここにいくのが手っ取り早いでしょう。
證券、印鑑、免許書があれば30分もかからずに解約できます。
各社名称が違うので、窓口と思われるものをピックアップしておきます。
タウンページ等で調べてみて下さい。
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ライフプラザ |
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相談室 |
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ライフデザインショップ |
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タウンページに載っていない。支社に電話か? |
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サービスセンター |
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生命保険相談センター |
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サービスプラザ |
>◆窓口にいけない場合の手段◆——————————————
正直、窓口にいくのが一番手っ取り早いですが、会社勤めのサラリーマンの方等は「いけないよ!」
という人もいるのではないでしょうか?
近くに窓口があれば昼休みにいくという手段もありますが、ちょっと遠くにある場合、いけないで
しょう。
まして、解約の為に会社を休んでいくのもバカらしいですから。。。
この場合は、まず生命保険の保険料を止めてしまうところからはじめます。
例えば5/10で保険料を払わない手続きをした場合。
このケースですと、6月末まで保険の効力は続きます。
(例え5、6月と保険料を払わなくても)
とりあえず保険料を引き落とし出来ないようにして、来月までに解約という時間を作るのもアリ
です。
こうしてしまってから生保レディを呼び寄せ、解約に持ち込むという風にすれば、いくら動きが
トロイ人でも1ヶ月もかかれば無事解約の書類を持ってくるでしょう。
仮に猶予期間中に用紙を持ってこないようなら、振貸(解約金から自動的に保険料を払う事)が
効いてしまい、財産がマイナスになったという事で訴える事も可能です。
銀行引き落としの場合は手段は2つ。
・引き落としされる銀行に出向き、引き落とし停止の旨の書類をかく。
・上記にある窓口に電話し、引き落としを止めてもらうように伝える。
まぁ。電話した場合は理由を聞かれるので「解約を早急にしたいけど、そちらにいく時間がな
いのでまず引き落としを止め、それから解約書類を営業の人にもってきてもらうようにする」
とでも答えればいいでしょう。
運が良ければ早急に生保レディの方が解約書類を持ってきてくれます。
ちょいとやっかいなのが給料天引き。
まず、会社の事務に引き落とし停止の旨を伝える。
ただ、恐らく月の前半にこの旨言わないと引き落としをとめる事はできないので、もしも中旬
以降に給料天引きで、かつ窓口にいけない状態で解約をしたい場合は「生保レディ」を直接よ
ぶ以外に方法はありません。
なんにせよ、『早急に』という言葉をいう事が大事です。
(そういう有無をいわせないニュアンスを臭わせないと、書類をもってこない場合もある)
あらかじめ電話で『書類もってこれるのはいつになる?』『速攻でホントお願い』といっておく
事が肝心でしょう。
>◆解約の理由◆—————————————————————
まぁいろいろ理由があるかと思います。
・今加入している保険の真実を知った為
・他社に乗り換える為
ざっとかくと、大体がこんな感じでしょう。
ただ、上記のような理由をいったとしたらなかなか解約させて貰えません。
特に生保レディ等に頼む場合は、上記の事ははっきりいって禁句です。
『じゃぁ、ちゃんとしたもの作成してきます!』
な〜んてなってしまうのが関の山でしょう。
嘘も方便。
「あぁ、この理由ならしょうがないな…」
と思うような理由を言えば案外すんなりいきます。
ちょっと例を。
『正直、今消費者ローンを払っているぐらいなので、生活がキツいんですよ』
はい、さすがに借金をしているからとでもいえば「それじゃしょうがないね」と
なるでしょう。
まぁ毎月保険料程度をリボで払っているとでもいえば具体化しますね。
『うちの奥さんが生保をはじめたんでねぇ。。』
と、家族内の誰かが生保をはじめたといえば、案外聞きます。
当然奥さんと対面のある人には通用しませんので、まぁ親等にしておくのが
ベストでしょう。
さらに「いやね、もう入っちゃったんですよ。2つ払うのは経済的にツラいから」
と言えば同情を買う事ができます。
「●●さんにはホント、悪いんだけどね」と、持ち上げておけば完璧。
基本的に、経済的に訴える、どうしようもない事態だと訴える事が有効です。
下手に「あんたんとこの商品は最悪だよ」等と喧嘩をうっても処理が遅くなる
だけですので得策ではありません。
後、友達が生保をはじめた・給料が下がった等の理由はちょいと弱いです。
『いや、新しく入ると高いし、この保険は…』
『じゃぁもうちょっと安くなるプランにしましょう。契約者貸付制度というのも…』
等と、応酬話法があったりしますので、ね。
(自分が生保レディならそういう筈)
>◆後書き◆————————————————————
意外とこの解約についての相談が多かったので、思わずかきました。
ただ、注意してもらいたい事があります。
【他社へ入り直すケース】
必ず他社の保険に加入した後で解約しましょう。最悪、他社の保険が加入できない場合、
保険がなくなってしまうという事態にもなりかねませんので。
(その場合はひとまず「保険料の引き落とし停止」をしておく)
【解約しなくてすむケース】
当然、中には解約が一番いいケースも存在しますが、中には「減額」「払済」等の手段で
済むケースもあります。
保障が大きすぎる場合、減額という手段もありますし、過去の契約の場合は「定期保険のみ
解除」という手段もありますから。
一人の方でも「おぉ、役にたったよ!」といっていただければ幸いです。
関連項目
・見直し時の解約のタイミング
・契約者以外の保険の解約方法
・特約解除の方法
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