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医療保険に関する検証〜データ・討論編〜 |
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<参照資料>
http://www1.mhlw.go.jp/toukei-i/kanja_8/4-1.html
退院患者平均在院日数
(単位:日)
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特に見るべき点は、傷病分類別に見た年齢階級別退院患者平均在院日数。
長期入院の上位3位が精神関係。
確かに自宅療養にするタイミングが難しいでしょうね。
もうひとつの資料は、入院日数に関するもの
http://www1.mhlw.go.jp/toukei-i/kanja_8/4-2.html
退院患者の在院期間別構成割合
(単位:%)
各年9月1日〜30日
注:1 総数には、在院期間の不詳を含む。
2 ( )内は、推計退院患者数である。
病院の病床の種類別にみた在院期間別推計退院患者数構成割合
(単位:%) 平成8年9月1日〜30日
注:1 総数には、伝染病床・在院期間不詳を含む。
(一般病床のみ)
2 病床の種類は、退院時のものである。
3 ( )内は、推計退院患者数である。
中ほどの退院患者平均在院日数は、けっこう長期入院(6ヶ月以上)があって、一見びっくりしますが、精神病棟・結核病床・老人病床・療養型病床群の人数総数は、50.1千人で、病院の983.8千人の1/20という点を考慮することをお忘れなく(全体でみると少ない)。
実際の場合の長期入院は…1.5〜2%という事になるでしょう。
年齢階級別にみた在院期間の構成割合は、長期入院するかしないかの判断にしてください。これで見ると、終身医療保険で「一生涯で」元がとれるかどうかは、分かりませんが、「一入院」では元がとれる可能性は薄いことは分かります。
ただ……退院患者の平均在院日数ってことは、退院できなかった人(死亡した)は含まれていないということか?
もしかして、この資料さえも、医療保険の是非につかえない資料かも?
さらに続けます。
推計患者数の年次推移
(単位:千人)
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この表より、30〜34歳、入院者数39800人/1482600人あたり(2.684%)
さらにもう一つ。
推計患者数の年次推移(単位:千人)
(単位:日)
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一 |
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資料自体は、ある任意の一日に入院している人の統計です。 さて、ここで先程の長期入院確率の2%を出し、計算してみます。 2%×2.684%=0.05368% はい…とんでもない低い確率が出ましたね。 「これって、1日に対する確率ちゃうの?」 と、おっしゃるかもしれません。 例えば、サイコロを振って、1がくる確率は1/6ですよね? 「4回ふって1が出なかったら、5回目に1がくるのは1/2の確率だよ」 …残念ながらそうはなりません。 …まぁ……「じゃぁ、30〜34歳の4年間でも同じ確率となるのか!」といわれると…弱いですけどね(笑)
「30歳の人で入院する確率は2.684%、平均入院日数は16.5日。ただ、2%程度の確率で60日以上する事もある」 こう考えると…医療保険にそんなにもお金を使う必要ってあるの?と…思いませんか? * ただし、統計はあくまでも統計であり、自分が平均的な日数入院すると決まっているわけでは有りません。 と、おっしゃる方もいるでしょう。 天気予報は気にしませんか?あれの大部分は「統計から推測した確率」だと思うんですが... 以下、掲示板に出てくる早乙女氏の意見を抜粋しておきます。 ---------------------------------------------------- 他にも世の中には、統計から推測した確率に基づいて判断されている状況が結構存在すると思います。 私自身、入院確率は2.684%ですし、もし入院したらその入院日数は平均16.5日です。 入院日数は平均が16.5日なので、この2倍をした日数、33日以内に、全体の90%位が含まれると思います(思いっきり大ざっぱです。本当はそれなりの資料から標準偏差をはじき出すべきですが)。 これが、私の考える統計から判断した必要保障額の計算です。 ただ、個人的に考えて、終身医療保険は高い、と。 最後は長期入院をすると思うか、思わないか。 私は、長期入院はあまり起こりえない(といっても100%起こらないわけではない)という考えですが、それを100歩ゆずっても、長期入院は起こりにくいと思います。 1.ベット数の関係。病院の数の増加以上に、高齢者などの入院者が増加するのだから、 ちょっとまえ、風邪で熱が出たので個人医院にいきました。そこは、息子 ----------------------------------- 以下、またまた掲示板からの抜粋です。 ------------------------------------------------------------------------ 医療保険の是非 投稿者:なっち 以前に終身医療保険について、ご相談させていただいたものです。 終身医療保険は貯蓄さえあれば必要ないのでしょうか? 私は自分が過去に幼少のころからを考えると、6回も入院しており、特に大学病院なんてところは研究の材料となると思えば検査のために入院しましょう。 一番長かった入院では、60日を超すものも有り、その間の家族の迷惑を考えるとやっぱり貯蓄だけではしんどいような気がします。主婦が長期に入院すると、小さい子供がいて、両親に面倒をみてもらえない場合ハウスキーパーとか色々な面でのサポートが必要ですよね。それって結構お金かかるんですよ。 でも貯金しとけばいいじゃんといわれればそれまでですが、子供がいたりすると無理やり保険に入っておかないとお金ってなかなかのこらなかったりして。(ああ、私の根性のなさをせめないでください) でも終身医療保険の保険料を払う総額を考えると...皆様のおっしゃる無駄説もよく分かります。自分のニーズを考えて自分で決めるしかないのは重々承知しているのですが、保険って難しいって言うのが最近のわたしの感想です。 主人の保険も定期の死亡保険より割安な収入保障保険に変えようかとも思っていますがなかなか決心がつかずそのまんまです。ほんと...難しいです... Re:
医療保険の是非 投稿者:someone 否定派(?)のカキコがないうちに。。。(笑) で、あれば、なった時の備えをされておくのが保険だと思います。 あと、保険は自分からは買えないものです。
ほったです。なっちさん、悩みは深そうですね。 >医療保険には入っておかなければ生活が大変だ!!!・・・ の裏返しとして、「医療保険に入っておけば、生活は安泰!」と言えるか?というと・・・、そんなことはありません。 保険は、決して魔法の箱なんかではないです。 まぁ、私なりに以下にまとめてみますが、物事には得てしてメリット・デメリットの双方があるものです。 【前提】 ・ものすごく単純化しますが、「終身医療保険・日額5,000円・1,000日型」だと、 これを、現金や預貯金の500万円と比較します。 【メリット】 *
契約した瞬間から、一生涯この「500万円分の使用権」が手にできます。 ・また、支払総額が500万円より遙かに少ない額(30歳開始/60歳払込完了のような 【デメリット】 ・「使用権」ですから、権利行使する間もないままお亡くなりになれば、少なくとも ・・・まぁ個人的には、このデメリットに関しては「保険会社の怠慢」だと考えてますが。
ほったさん、相変わらず説明うまいですね。 >主婦が長期に入院すると、小さい子供がいて、両親に面倒をみてもらえない場合 まあ、これは一応営業マンの言う保険の範囲なんでしょうけど、状況によりかなり違うでしょうね。 >共働きでなんとか家計を支えていた場合ダブルパンチって感じです。 これは、保険以前に別の問題がありますが、現状がそうならば、保険に頼る以外の選択肢はないでしょう。 >でも貯金しとけばいいじゃんといわれればそれまでですが、子供がいたりすると もし、医療保険に加入するのであれば、入院用の貯蓄はしなくていいんですが、その他の貯蓄はイヤでもしなけりゃならんでしょう。 >保険に入っておかないとお金ってなかなかのこらなかったりして。 というのは、「保険で貯蓄」という考えだと思いますが、よ〜く考えておかないと痛い目にあう可能性がありますので、ご注意を。 ほったさんの話でも、終身医療保険を貯蓄として見ているのではなく、長期入院が前提だとすると、「定期医療保険よりも割安な掛け捨ての保険」だと言っている訳です。 医療保険で貯蓄性を考えるのはあまり意味がないと思います。
someoneさん、ほったさん、早乙女桔梗さん、皆様貴重なご意見をどうもありがとうございます。 保険とは私にとってなんぞや、というところから考えないと結論はなかなかでそうにありませんね。 ほったさん。すごく解りやすく説明していただいてありがとうございます。人生、予定は未定..ですので保険を損得で考えてはやっぱり駄目ですよね。 私はちなみにD社の入院保障は持病と過去の入院歴で却下されてしまったので、今は簡保の日額4,500円のみとお寂しい限りです。 早乙女桔梗さん。 私は、終身保険は葬式代さえあればいいと考えているので、主人の収入保障保険と終身医療保険。 保険料と保障そのバランスに納得できれば決められるんですけど。
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医療保険を貯蓄の代わりにしようとまでは考えていませんが、終身 1つだけ気になる点がありましたので、書き込みします。 終身医療保険の解約返戻金は、確か払込終了時が一番高額のはず。 また、解約返戻金を手にするということであれば、「解約」したということで、以降の保障は無くなります。仮に保険料総額が120万円として(まあ、こんな線だと思いますが)、最大の解約返戻金でも80万くらいでしょうか? 目的の葬式代を30万円とすると、解約後の入院に当てられる費用は50万円で、入院日額5,000円とすると、100日分です。 最大の解約返戻金の時期=払込終了時=60才ぐらいとなると、年齢的に見て、これから先が急激に入院の可能性がでてきて、なおかつ入院の長期化が考えられる時期です。 長期入院保障が第一目的ならば、終身医療保険を終身払いにするのが、最も効果的な方法(お得だということ)だと思われます。 そして、終身医療保険を選ぶのであれば、破綻可能性がなるべく少ない保険会社の商品を選ぶのがよいと思われます(高格付けの会社)。 とりあえず、1意見なので、ご参考までに。「解約返戻金が・・・」という文章が気になったもので。
早乙女桔梗さま ありがとうございました。 私は、日額1万円の補償をお願いしたら試算すると65歳払い済みでももっと超高い額だったような。 これは保険かけすぎなのでしょうか?ちなみにこれはS社の終身医療保険で1入院120日まで終身で720日までの入院が補償されるものです。前記の額で保険をかけていると90歳時点でも100万円を越す返戻金が有ったので...
こんばんは。年末年始休みなしだったので、休みて〜。の早乙女です。 >
保険料総額は120万円位を妥当な線と考えていらっしゃったのですね。 私がいつも保険料などの計算の目安にしている、オリックスダイレクトの数字です。 で、これが「妥当」か、と言われると分かりません。 >
私は、日額1万円の補償をお願い オリックスダイレクトは、日額5,000円以上はありませんが、2本かけて日額1万円と考えると、支払い総額は250万くらいにはなるでしょう。 支払い総額が300万円だからといって、「割高な」終身医療保険という訳ではないでしょう(終身医療保険という範囲では)。 >
前記の額で保険をかけていると90歳時点でも100万円を越す返戻金が有ったので... ここまでの予算を考えている、なっちさんには、私個人の考えで次のような方法を提案します。 入院日額1万円とは、月額30万円ということ。なっちさんは分かりませんが、給与の手取りより多い人もいるのではないでしょうか? となると、明らかにかけすぎかも(サラリーマンの妻とすると)。 で、入院日額5,000円として、終身医療保険に加入します。 そうすると、65歳までに150万円以上は貯められると思います。 貯金できないと言われちゃうと、そこまでですけど。
takumiです。 【入院により、生活費ねん出が大変】 何故か全く知られていない事実ですが、生活保護の対象になります。 生活保護なんて…と思うかも知れませんが、これは日本で住んでいる特典です。 保険だったら、支払い対象になったとしたら、即請求しますよね? 『生活保護なんて、出ないよ!なかなか…』 というかも知れません。 もう1点。 「共済を考慮し、60歳くらいまで掛捨てで安く上げ、その間に貯蓄するという選択は?」 「え〜、貯金なんて苦手だよ〜」 こうおっしゃるかもしれません。 『保険のみで老後って安泰するものなの?』 元々自分は身体がそんなに丈夫ではないので、長くは働けないのでは?と思っています。 お金をためるのが苦手でしたら、毎月引き落としされる銀行系の積立て商品、投信なんてのもアリでしょう。
シンプルな意見を、
どうもみなさん。 加入者の生活状況、経済状況など、ホントに千差万別ですよね。 んじゃ加入しましょう。無理の無い範囲で・・・ ここの常連さんは非常に金融に卓越されている方が多いんで、一般論は否定のこんな形に収まります(笑) しかし、資本主義の世の中、どんな商品買ってもこの構造な訳です。 前段で書かれていますが、なっちさんの今の状況なら当面買っちゃえば? 営業していて思うんですが、例えば、入院の手続きをして保険金を持っていきます。 もう一つ。 小遣い少ないもんですから、自分の保険解約したりして小遣いにしてますが、子供の学資保険だけは手をつけません。(人並みの親の感情を持っていると、妙に安心したりして・・) 多分、間違いなく満期を迎えるでしょう。 保険にしろ貯金にしろ準備できてナンボ。 ・最短ルートを気象条件を加味しながら登れる人(自分もなりたい) 最短ルートを知るのは賢明ですが、選ぶのは最良とは限らないですよ。 はい、もう頭が混乱している人が多いでしょう(笑) 結局は「どういう選択をするか?」という事だと思います。 「データなんて苦手だよ!直感勝負よ、俺は」 …って、「おいおい、たくみさんよぉ、トチ狂ったんかい?」等といわないでくださいね(笑) が、早乙女氏やほったさんのような見方を知らないで医療保険に加入してしまうというのはどうでしょうか? ただ、「選択した」という経由での加入が、好ましいとは思います。 ・終身医療 様々な意見を取り入れ、よりよい選択ができれば幸いです。 最後にひとつ。 「セカンドライフを迎えるまでに何かあったら以後の生活は万全だけと、何もなかったら…先行き厳しい」 まず、これでは本末転倒ですよね? 「セカンドライフに向け、100%貯蓄にしてたら、それを迎える前に何かがあり、セカンドライフどころじゃなくなった」 これも極端ながら、あり得るでしょう。 「どこのラインで妥協するか?」 |